なぜAIが作った目次は「そのまま使えない」のか?宇都宮の現場での気づき
最近は、スマートフォンの録音アプリやWeb会議ツールを使って、会議や動画の音声を自動で文字起こしする機会が増えてきました。宇都宮市内の中小企業のみなさまからも「会議の議事録作成や、YouTube動画の目次作りをAIで効率化したい」という声をよく伺います。
実際にChatGPTなどのAIに「この文字起こしから目次を作って」と頼むと、内容はかなり正確な目次を作ってくれます。しかし、できあがった目次をいざブログやSNS、YouTubeの概要欄に貼り付けようとすると、こんな小さなストレスに直面したことはありませんか?
- 行頭に余計な「-」や「*」といった記号が入っていて、貼り付け先で崩れてしまう
- タイムスタンプ(時間)と見出しの間のスペースが詰まっていて見づらい
- ビジネス文書なのにポップすぎる絵文字が大量に入っている
- 改行がなくて全体がギチギチに詰まって見える
せっかくAIが数秒で目次を作ってくれても、その後に人間が手作業で「記号を消す」「スペースを入れる」「改行する」といった細かい修正(微調整)を繰り返していては、本当の業務効率化とは言えません。
AIの仕事は「ただ正しい答えを出す」だけではなく、「次の作業をする人が一番使いやすい形で出力する」ところまで設計してこそ、現場で本当に使える仕組みになります。今回は、コピペするだけでそのまま実務に使える「コピペ特化型」の目次生成プロンプトの作り方をご紹介します。
コピペで即使える!「一発で整う」目次生成プロンプトの具体例
では、実際に私たちが試行錯誤の末に行き着いた、貼り付け先のフォーマットまで指定したプロンプト(指示書)の例を紹介します。
このプロンプトをそのままChatGPTやClaudeなどのAIに貼り付け、その後に文字起こしテキストを入力するだけで、手直し不要のきれいな目次が出力されます。
# 前提条件
あなたは提供された文字起こしテキストから、そのままブログやYouTubeの概要欄にコピペして使える「タイムスタンプ付きの目次」を作成する専門ライターです。
# 出力ルール(厳守してください)
1. タイムスタンプの形式は「分:秒」(例:01:23)または「時間:分:秒」(例:01:05:30)としてください。
2. タイムスタンプの直後には、必ず「半角スペース」を1つだけ入れてください。
3. 見出しの先頭には、その内容に最も適した「絵文字」を1つだけ配置してください。
4. 各項目の末尾には余計な記号(ドットや読点など)をつけないでください。
5. 行頭に「-」や「*」、「1.」などの箇条書き記号は絶対に付けないでください。
6. スマートフォンでも読みやすいよう、各項目の間には必ず「空白行(改行)」を1行挟んでください。
# 出力フォーマット例
00:15 📌 宇都宮餃子の歴史と特徴について
02:45 🥟 地元で愛される名店のこだわり
05:10 💡 自宅で美味しく焼くためのプロのコツ
# 入力テキスト
[ここに文字起こしのテキストを貼り付ける]
このプロンプトを使うと、AIは無駄なリスト記号を排除し、指定された通りのスペースと改行を維持した状態で出力してくれます。私たちは出力された結果をドラッグしてコピーし、そのままブログの編集画面やYouTubeの概要欄にペーストするだけで作業が完了します。
現場が本当に楽になる!プロンプト設計3つのこだわりポイント
このプロンプトがなぜ現場で強力に機能するのか、設計時のこだわりポイントを3つに分けて解説します。
1. 行頭の箇条書き記号(リストマーカー)を禁止する
AIは指示をしないと、親切心から箇条書き記号(- や *、1. など)を勝手につけてしまいがちです。しかし、多くのCMS(ブログ管理画面)やSNSでは、これらの記号をそのまま貼り付けると表示が崩れたり、二重で箇条書きデザインが適用されてしまったりします。
「箇条書き記号は絶対に付けない」と明記することで、不要な削除作業がゼロになります。
2. スペースの「半角・全角」まで指定する
タイムスタンプと文字の間に「スペースがあるかないか」で、スマートフォンの画面での見やすさは劇的に変わります。さらに、全角スペースが入るとシステムによってはリンクとして認識されなくなることもあるため、「半角スペースを1つだけ」と細かくルールを決めておくことが実用性を高めるコツです。
3. 改行(空白行)の入れ方を指示する
文字が詰まった目次は、特にスマートフォンの小さな画面で読むときにスクロールしづらく、読み飛ばされてしまう原因になります。あらかじめ「項目と項目の間に空白行を1行挟む」と指示しておくことで、出力直後から視認性の高い、美しいレイアウトが完成します。
まとめ
AIを活用した業務改善というと、「いかに高度な要約をさせるか」「いかに賢い返答をさせるか」といった「内容の正しさ」ばかりに目が向きがちです。 しかし、毎日のように発生するルーティンワークにおいては、「出力されたテキストをいかに手直しせずに次の工程に回せるか」という「コピペしやすさの設計」こそが、現場の負担を減らす最大の鍵になります。
「せっかくAIを導入したのに、なんだか細かい手直しが多くて面倒だな」と感じている方は、ぜひ今回のプロンプトを参考に、貼り付け先に合わせた出力ルールのチューニングを試してみてください。
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