ビジネスの書類仕事で迷子になっていませんか?
「毎日のように届く新しい業界の資料や、行政の補助金パンフレットを読むだけで半日が終わってしまう……」 「集めた情報を整理して、自社向けの提案書やブログ記事にするのがとにかく面倒……」
宇都宮で日々忙しく店舗や会社を経営しているみなさまから、このようなお悩みをよくお聞きします。特に、補助金の公募要領や、地域の観光データ、他社の成功事例といった「文字だらけの資料」を読み解いて、自分たちのビジネスに活かすのは一苦労ですよね。
そこで今、おすすめしたいのが**「NotebookLM(ノートブックエルエム)」と「Gemini(ジェミニ)」**という2つのAIをコンビで使う方法です。
この2つは、どちらもGoogleが開発した非常に優秀なAIですが、得意分野がまったく異なります。結論から言うと、**NotebookLMは「読むインプット担当」、Geminiは「作るアウトプット担当」**として役割を分けることで、驚くほど書類仕事がスムーズになります。今回は、具体的な活用ステップをご紹介します。
読むAI「NotebookLM」で大量の資料をスマートに整理する
まず、インプット(読む作業)を担当するのが「NotebookLM」です。
一般的なAI(ChatGPTや通常のGeminiなど)に「このPDFを読んで要約して」とお願いすると、時々「書いていないこと」を勝手に作り出して答えてしまう現象(ハルシネーション)が起きることがあります。仕事で使う資料において、嘘の情報が混ざるのは一番避けたいですよね。
NotebookLMの最大の強みは、**「自分がアップロードした資料だけを頼りに答えてくれること」**です。
NotebookLMの主な特徴
- 嘘をつかない安心感: アップロードした手元の資料(PDF、テキスト、Webサイトのリンクなど)だけに基づいて回答します。
- 根拠の見える化(引用機能): AIの回答のすぐ横に「元の資料のどのページ、どの段落から引用したか」のリンクが表示されるため、すぐに元の文章を確認できます。
宇都宮のビジネスでの活用イメージ
例えば、栃木県の観光データや「宇都宮の餃子巡りに関するアンケート調査結果」のPDFをNotebookLMにアップロードします。 ノートブックを作成し、資料を追加したら、チャット欄で次のように質問してみましょう。
NotebookLMでの質問例 「アップロードした資料をもとに、観光客が不満に思っているポイントを3つ、具体的な引用元を示しながら箇条書きで教えてください。」
これだけで、AIは資料の中から「駐車場が混雑している」「平日の営業時間が短い」といったリアルな課題を、根拠となるデータ付きで瞬時に抜き出してくれます。
作るAI「Gemini」で成果物を一気に形にする
NotebookLMで「必要な事実やデータ」を整理できたら、次はそれを形にするアウトプット(作る作業)の番です。ここで活躍するのが「Gemini」です。
Geminiは文章をきれいに整えたり、新しいアイデアを広げたり、ブログの構成やキャッチコピーを作ったりするのが大得意です。
NotebookLMが整理してくれた正確なデータをGeminiに渡し、次のようなプロンプト(指示文)を入力してみましょう。
Geminiへのプロンプト例
Geminiへの指示入力例
以下の【事実データ】をもとに、宇都宮市内で飲食店を営む店舗のオーナー向けに、「観光客の課題を解決する新メニュー・新サービス」の提案書のアウトライン(骨子)を作成してください。 親しみやすく、すぐに実践できるアイデアを3つ含めてください。
【事実データ】 (※ここでNotebookLMが書き出してくれた要約や課題のデータをそのまま貼り付けます)
Geminiは、渡された正確なデータをもとに、「平日のランチタイム限定のクイックメニューの導入」や「混雑を避けるための事前テイクアウト予約サービス」といった、具体的で魅力的な企画書や文章を一気に書き上げてくれます。
もしここで、最初からすべての作業をひとつのAIにやらせようとすると、「元のデータにはないデタラメな課題」を勝手にでっち上げてしまうことがありますが、この2段階のステップを踏むことで、「事実に基づいた、精度の高い成果物」を安全に作ることができます。
宇都宮の地元ビジネスでの具体的な組み合わせ活用例
では、実際に宇都宮の中小事業者さまがこの方法を使う際の、具体的なストーリーを見てみましょう。
例:宇都宮の美容室が、地域の新しいトレンドを取り入れたブログ記事を書く場合
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【NotebookLMでインプット】 美容業界の最新トレンドレポート(PDF)や、栃木県内の20代〜30代のライフスタイルに関する調査レポートのWebリンクをNotebookLMに読み込ませます。 「今年、栃木県内で関心が高まっているヘアケアのキーワードは何ですか?」と質問し、正確なトレンド情報と根拠となるデータをノートにまとめます。
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【Geminiでアウトプット】 NotebookLMがまとめたトレンド情報をコピーして、Geminiを開きます。 「宇都宮の美容室が発信するブログ記事として、上記のトレンドを取り入れた親しみやすい記事の構成案を作って。ターゲットは20代の働く女性で、見出しは3つ、地元の休日の過ごし方に触れた導入文も作成して」と指示します。
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【完成】 Geminiが「週末に大谷資料館や八幡山公園へお出かけする方に向けた、紫外線対策ヘアケア」といった、宇都宮の地域性に合わせた具体的で魅力的なブログ記事のドラフトを瞬時に作成してくれます。
このように、「読む」と「作る」の役割分担を意識するだけで、これまでの資料作成や情報発信にかかっていた時間が半分以下に短縮されます。
まとめ
今回は、Googleの2大AIツールを組み合わせた効率的な資料作成術をご紹介しました。
- NotebookLM: 手元の資料だけを読み込んで、嘘のない正確な「情報整理」を行う(インプット担当)
- Gemini: 整理された情報をもとに、文章作成やアイデア出しを行って「形にする」(アウトプット担当)
「AIは難しそう」「間違った情報を出されたら困る」と敬遠していた方も、この役割分担を試してみることで、ビジネスの強い味方になってくれるはずです。まずは手元にある1枚のPDFをNotebookLMに放り込むところから、ぜひ挑戦してみてください。
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